品番 E234
題目 花図鍔
Title Hana zu Tsuba
銘 無銘(甚吾)
Sign Mumei (Zingo)
価格 売約済
鑑定 財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具
Certif [N.B.T.H.K.] Hozon Tousougu
形状 竪丸形 鉄地 真鍮据紋象嵌 土手耳
Form
寸法 竪 72,3mm 横 67,7mm 切羽台厚さ 4,0mm
Size Length 72,3 Width 67,7mm Thickness 4,0mm
時代 江戸中期
Period
系統 肥後 甚吾
School
解説
戦国時代、肥後国において、細川家藩主、細川三斎は千利休と交流が深くお茶や和歌など美術、芸術などに秀でた文化人であった。その三斎の指導により肥後拵や肥後鍔などが生まれ、刀装具界で光彩を放っており、たくさんの数奇者を魅了している。その肥後の中で林、平田、西垣、志水の四家をもって四支流を形成し、いずれも藩主に仕え代々繁栄し幕末まで及んでいる。志水は初代甚五を祖として鉄地に真鍮据紋象嵌の手法は高く評価されている。焼き手腐らしの手法を施し、真鍮の独特の妙があり、痛烈な個性であふれていて愛好家が後を絶たない。
本作も真鍮据紋象嵌が見事で個性的である。なんともいえない趣がある。
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