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株式会社 和敬堂
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日本刀・刀剣・刀装具の売買
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名物刀剣とは

 

日本刀販売歴40年の鑑定士が語る~名刀とは~

日本刀販売歴40年の鑑定士が語る~名刀とは~
 
 
近年、オンラインゲームで刀剣乱舞というゲームが流行っていて、刀剣女子という言葉を耳にする機会が増えました。刀剣乱舞とは刀が擬人化され、そのキャラクターを育成・強化し、隊を編成し敵を討伐するゲームでその熱狂的なファンたちを刀剣女子と呼んでいます。

その擬人化される刀には名物刀剣と呼ばれる刀が中心となっています。名物刀剣がイケメン、もしくは可愛い刀剣男子と変身し、刀剣女子の心をとらえているようです。

 

 

それでは擬人化されている名物刀剣とはどのような刀のことをいうのでしょうか、名物刀剣にスポットを当ててみましょう。

 


 

■名物とよばれる名刀たち


日本刀の中でも「名物刀剣」と呼ばれる刀が存在します。名物刀剣とは姿の特徴や刀に纏わる物語、所持者の名前などが愛称のように親しまれ伝来してきた名刀を指します

 

源氏・平家の時代から武家の表道具として大切にされた名刀は、足利時代を経て名物といわれるようになり、そののち強い関心を持った織田信長や豊臣秀吉によって収集されることとなります。

 

江戸時代に入ると名物刀剣を褒美で下賜したり、献上したりと第一の表道具となっていき、八代将軍徳川吉宗が本阿弥家に命じて作らせた「享保名物帳」によって、名物刀剣の評価が定まることになります。

 

 

名物刀剣の中でも天下五剣と呼ばれている五振の刀があります。

その五振りを簡単に紹介しましょう。

 

 

・三日月宗近(東京国立博物館所蔵)

平安時代後期、山城国を代表する三条宗近の太刀です。その優美な姿は天下五剣の中でも随一と言われています。三日月の由来は刃紋に三日月のような打ちのけが多数みられることからとされていています。足利家に伝わり、豊臣秀吉が所持したのち、徳川家忠に贈られ代々徳川家に伝わったとされています。

 

 

・童子切安綱(東京国立博物館所蔵)

平安時代後期、伯耆国安綱の太刀です。安綱本人が時の将軍坂上田村麻呂に奉じたものと伝えらえており、その後源頼光が丹波国大江山の鬼、酒呑童子の首を切り落としたことから童子切といわれています。足利家から豊臣秀吉、徳川家康、徳川秀忠、松平忠直と伝えられ、越前松平家の高田藩から津山藩に継承されたとされています。

 

 

・鬼丸国綱(御物)

平安時代後期、山城国、粟田口国綱の太刀です。北条時頼が夜な夜な夢に現れる鬼に苦しめられていたのですが、夢に翁の姿をした国綱があらわれ、鬼を退治したければ、刀を手入れして錆を拭い去れと言ったそうです。

 起きた時頼が国綱を手入れしよう、刀を立て掛けたところ、国綱が倒れてしまい、火鉢の台に施された鬼の細工の足を切り落としたそうです。

それ以来夢に鬼が出てこなくなった逸話から鬼丸と呼ばれています。


条家から新田義貞、足利家と伝わり、その後は織田信長を経て豊臣秀吉へ伝わったという説と、直接秀吉へ贈られたという二説があります。

秀吉の命で本阿弥家に管理され、皇太子高仁親王誕生の際御所に献上されるが高仁親王が急死したため、本阿弥家に戻されました。その後明治天皇の元に取り寄せられ御物として皇室の所蔵となったといいます。

 

 

・大典太光世(前田育徳会所蔵)

平安時代後期、筑後国、典太光世の太刀です。大典太光世は足利家の家宝であったが、足利家の衰退により流出し豊臣秀吉の持ち物となり、秀吉秀吉が徳川家康に贈り、徳川秀忠から前田利家に贈られたといわれています。以降前田家筆頭の家宝として伝えられており、現在は前田家伝来の文化財を保存管理する前田育徳会が所蔵している。

 

 

・数珠丸恒次(本興寺所蔵)

平安時代後期、備中国、青江恒次の太刀です。(古備前の説もあるがここでは青江とします。)

日蓮が所持した太刀とされていて、日蓮が甲州身延山へ入山したとき、護身用として贈られたものと伝えられており、拵えの柄前に数珠をかけていたことからこの号となったとされています。日蓮が亡くなった後は遺品とともに身延山久遠寺に保管されましたが、享保年間に行方不明となりました。しかし大正ごろに再発見され、兵庫県尼崎市本興寺に所蔵されています。

 

 



この五振りが天下五剣と呼ばれるようになったかの書物は見つかっておりませんが室町期にすでに天下五剣と呼ばれていることは資料からわかっています。

この天下五剣以外にも名物刀剣と呼ばれる刀は享保名物帳に載っているもので二百四十振余りあります。

 

 

これらの名物と呼ばれる名刀は人の心を魅了します。

そのポイントは大きく二つあると思います。

 

 

一つは美術品としての美しさであると思います。

実践から研ぎ澄まされた機能的な美しさと、大切にされ長い歴史を越えた健全な姿、美しい地金や波紋は人の心を捉えて離しません。

もう一つは歴史です。

刀の伝来や逸話、このストーリーが人々の心を魅了します。鬼や雷を切ったという伝説や、徳川家康が所持していたという伝来は資料的な価値と、男のロマンをくすぐります。

 

 

名物刀剣が飾られるとなった美術館には刀剣女子が殺到しており、列ができているという話も聞きます。このブームをきっかけにたくさんの人が日本刀について興味をもってもらい、この大切な日本刀という文化を後世に伝えていく大きなきっかけとなると嬉しいです。

 

 

 

 

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