品番 C350803
銘文 備前長船兼光 (古刀最上作、最上大業物)
延文二年八月日
Sign Bizen Osafune Kanemitsu
Enbun 2nen 8gatsuhi
価格 3,500,000円
price 3,500,000yen
鑑定 財)日本刀剣保存協会 特別保存刀剣
Certif [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
鞘書 本阿弥日洲鞘書
登録 大阪府131300 令和2年3月24日
寸法 長さ 八寸弱(24,3cm) 反り 0,2cm 目釘穴 2個 元幅 21,5mm 元重 3,4mm
Size Blade length 28,8cm Curvature 0cm Mekugi 2Hole
国 備前国
Country Bizen
時代 延文二年
Period AD1357
形状 平造り、庵棟、身幅、重ね頃合い、ほとんど反りなく、品の良い恰好となる
鍛え 板目肌に杢目交じり流れこころとなり、チケイ入る。
刃文 元は直調の刃を焼き上辺はやや角張った片落ち風の互目を焼く、足入り、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込み丸く返る。
中心 生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり
白鞘 有
拵 黒塗扇子形変わり拵
解説
兼光は景光の子と伝えられ、光忠、長光から続く備前長船派の嫡流の刀工で、その技量は高く有名で古刀の備前刀を代表する刀工である。
鎌倉末期から南北朝中期にわたって活躍し、その活躍の長さからも初二代説がある。
鎌倉末期は、父景光の片落ち互の目を継承し、品の良い姿の作品を残すが、南北朝中期になるにしたがって、豪壮で、刃文は湾れ調の刃が主流になっていく。
本作は延文年期ではあるが 姿、出来をみるに、兼光としては前期の出来であり、鎌倉末期の品の良い姿となる。刃文は元は直刃調の刃を焼き、上辺はやや角張った片落ち風の互の目を焼く、足入り匂口明るく冴える。
この時代の在銘年期入りは貴重で、資料的価値も高い。
扇子形変わり拵が添っていている。
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