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短刀 貞盛(冷泉)

品番 C361004
 
銘文 貞盛(冷泉)
Sign     Sadamori (Reizen Sadamori)
 
価格 3,500,000円
Price  3,500,000yen
 
鑑定 財)日本刀剣保存協会 重要刀剣
Certif    [N.B.T.H.K]                 Jyuyo Touken
  
 
寸法   長さ 尺8寸7分(26,4cm)   反り 0cm  目釘穴 2個  元幅 21,5mm 
Size       Blade length  26,4cm     Curvature 0mm   Mekugi 2Hole
 
国   筑前国   
Country    chikuzen
 
時代   南北朝
Period   Nanbokucyo
 
形状   平造、庵棟、身幅尋常、身幅に比して寸延び、重ね頃合い、無反り
 
鍛え   板目肌、強く流れて柾かかり、肌立ち、地沸つき、地景入り、かな色やや黒みかかり、映り立つ
 
刃文   のたれに小互の目、互の目交じり、足・葉入り、匂勝ち、所々ほつれ、二重刃を見せ、刃に沿って金筋・砂流しかかる。
 
帽子   のたれ込み、表は強く掃きかけ、裏は金筋をみせ、共に先丸く返り寄る

彫物  表裏に刀樋を搔き流す
 
中心   生ぶ、先栗尻、鑢目切り


白鞘  有
 
 
解説
 南北朝期の筑前には左文字と金剛兵衛の両派が存在し、冷泉貞盛は金剛兵衛の系列に入る刀工である。貞盛には「筑州冷泉貞盛 正平廿五一月日」と銘した重要美術品の短刀が存在し、冷泉貞盛と極める貴重な規範となっている。その作風は地刃に大和気質が表れ、かな色に少し濁りと黒みがあって地景を頻りに交え、匂口が締まりごころで、刃幅の狭いすぐ刃をやくものである。
  この短刀は身幅尋常に寸が延び、反りのない姿に、鍛えは板目が強く流れて柾がかり、肌立ち、かな色やや黒みがかり、刃文はのたれに小互の目、互の目交じり、所々ほつれて二重刃を見せるなど、地刃に大和気質が看取され、貞盛の特徴がよく示されている。その一方で、正平廿五年の作とは異なり、刃幅広くのたれに互の目を交えた作風を表して、元先にかけて金筋、砂流しかかるなど豊富な変化を見せた味わい深い作域となる。貴重な在銘であり、同工作風を研究する上で資料性の高い一口である。
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