掻品番 A360603
銘文 (朱銘)尻懸則長
光遜(花押)
Sign (Syumei) Shikkake Norinaga
kouson(kaoh)
価格 商談中
price
鑑定 財)日本刀剣保存協会 特別保存刀剣
Certif [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
登録 秋田 昭和44年登録
寸法 長さ 2尺1寸8分半(66,3cm) 反り14mm 目釘穴 3個 元幅30mm 先幅 20mm 元重 6mm
Size Blade length 66,3cm Curvature 14mm Mekugi 3Hole
国 大和国
Country Yamato
時代 鎌倉末期
Period Last of Kamakura
形状 鎬造り、庵棟、身幅重ね頃合い、腰反り浅くつく、中切先
鍛え 板目肌流れて、よく詰む
刃文 直調の互の目に小互の目交じり、匂勝ちに小沸つき、ほつれた刃、二重刃風の刃も交え、匂口明るく冴える
帽子 先掃きかけ気味に丸く浅く返る。
中心 大摺り上げ、先切、本阿弥光遜の朱銘有
白鞘 あり
拵 青貝鞘打刀拵
解説
鎌倉期の大和物は千手院、手掻、尻懸、当麻、保昌の大和五派があり、尻懸派は則長を事実上の祖として栄えた。則長には文保三年期で48歳、歴応三年で69歳と行年を添えた短刀が現存し、それから文永九年に生まれたことが分かる。刃文は直刃貴調という大和物一般に共通したものであるが、刃中に小互の目を連れて焼く点に特徴があり、小沸出来となる。
本作は無銘なれど本阿弥光遜が尻懸則長に極めた刀である。大摺上でやや腰反り付いた鎌倉末期の体配に地鉄は板目大きく流れ、刃文直刃調の互の目、小沸出来となり、ほつれ刃、二重刃交え、帽子やや掃きかけ返り浅いなど尻懸則長の特徴がよくでており、特に物打ちの刃文の働きよく、帽子の焼きもしっかりしており健全である。
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