品番 J331103
題目 丸龍図二所物
Title Ganryu zu futatokoro
銘 和田大進一真政龍（花押）
Sign Wada taishin Issin Seiryu
価格 売約済
Price sold
鑑定 財）日本美術刀剣保存協会 重要刀装具
Certif [N.B.T.H.K.] Jyuyo Tousougu
附 共箱
寸法 小柄 横幅 98mm 横幅 15mm
目貫 右 横幅 20mm 竪幅 15mm
左 横幅 20mm 竪幅 15mm
時代 幕末
Period Last of Edo
系統 後藤一乗門
School Goto ichijyo school
解説
和田一真は後藤一乗門の名工である。初め少進のちに大進の官銘を号す。一真は京都の生まれで、刀剣商沢田忠兵衛の紹介で後藤一乗門となる。師の後藤一乗は名門後藤家の掉尾を飾る名工にして、夏雄と並ぶ我が国の装刀金工界を代表する近代の巨匠である。一乗は和田一真・船田一琴・橋本一至・荒木東明等の多くの名工を育て上げ、また自らは絵画・俳諧・和歌などにも秀れた才能を発揮した当時一流の文化人でもあった。一乗門の中でも一真の技術は高く、数多くの名品を残している。本作は共箱となり、銘も長銘に切り、出来見事で注文作であったことが伺える。保存状態もよく、一真の名品である。
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