品番 B341016
銘文 大慶直胤 (新々刀 最上作)
文化四年二月日
Sign Taikei Naotane (Saijyosaku)
Bunka 4nen 2gatsuhi
価格 売却済
Price sold
鑑定 財)日本刀剣保存協会 特別保存刀剣
Certif [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
所載 鑑刀日々抄(本間薫山著)
登録 長崎1472 昭和26年12月2日交付
寸法 長さ 1尺6寸8分(50,9cm) 反り 0,8cm 目釘穴 1個 元幅 30mm
Size Blade length 50.9cm Curvature 1,0cm Mekugi 1Hole
国 武蔵国
Country Musashi
時代 文化四年
Period AD1807
形状 鎬造り、庵棟、身幅やや広く重ね頃合い、反り浅く、中切先
鍛え 小板目肌よく詰み、地沸よくつく。
刃文 濤乱刃、沸出来となり、匂口柔らかく、明るく冴える。
帽子 直ぐに小丸に返る。
中心 生ぶ、やや刃上がり栗尻、鑢目化粧鑢り。
白鞘 有
鞘書 本間薫山鞘書き
解説
大慶直胤は、名を庄司箕兵衛という。安永七年に出羽国山形に生まれた。水心子正秀に師事して、文政4年頃に筑前大掾を受領し、嘉永元年に美濃介となる。細川正義と共に水心子門の双璧となり、新々刀期を代表する刀工となる。作域広く、五ヵ伝すべてに精通し、特に備前伝、相州伝では古刀を見るような力作を多数残している。安政四年五月七日、七十九歳で没す。
本作は文化四年の若打ちの作品である。津田越前守助廣が得意とした濤乱刃を焼いている。師である水心子正秀は濤乱写しはまま見ることがあるが、直胤の濤乱写しは数が少なく貴重である。出来も見事で匂口が柔らかく明るく冴え、師の正秀よりも見事な濤乱刃の出来となり。直胤の技量の高さと非凡さが見て取れる。
直胤の濤乱刃の傑作である。
新々刀期では水心子正秀、大慶直胤、山浦清麿、左行秀が最上作に指定されている
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