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脇差 津田越前守助廣(新刀最上作)

品番 B350321
 
銘文 津田越前守助廣(新刀最上作)
Sign    Tuda Echizennokami Sukehiro(Sinto saijyo saku)
 
 
価格  売却済
Price     sold
 
鑑定 財)日本刀剣保存協会 特別保存刀剣
Certif    [N.B.T.H.K]                  Tokubetsu Hozon Touken 

 
寸法   長さ 1尺5寸4分(46,5cm)   反り 0,9cm   目釘穴 1個  元幅 31mm 先幅21,5mm
Size       Blade length  46,5cm          Curvature 0,9cm   Mekugi 1Hole
 
国   摂津国   
Country    Settu
 
時代   江戸中期 寛文頃
Period   Mid of Edo 
 
形状   鎬造り、庵棟、身幅重ね頃合い、反り浅くつく。

鍛え   小板目肌よく詰み、地沸厚くつく、差表に鍛え出る箇所あり、大阪新刀のしっとりした地鉄となる。
 
刃文  直刃調に互の目交じり、小沸よくつき、匂口深く、明るく冴える。

帽子   直ぐに丸く返る。
 
中心   生ぶ、先入り山形、化粧鑢。
 
白鞘  有

解説
 津田越前守助廣は井上真改と並び大阪新刀を代表する双璧である。そぼろ助廣の養子となり二代目助廣となる。明暦三年に越前守を受領し、濤乱刃を考案し後世に大きな影響を与える。直刃にも優品が多い。どちらも匂口が深く柔らかく、明るく冴えた出来をみせる。また延宝二年期から丸身を帯びた字体となりそれ以降を丸津田と呼び、それ以前を角津田という。
 本作は角津田の優品で、差し表に鍛えの出ている箇所はあるが、大阪新刀の良質なよく詰んだねっとりとした地鉄に刃文は匂口が深く明るく冴える。
脇差 津田越前守助廣
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