品番 C350603
銘文 和泉守兼定 (会津十一代)
於北越加茂造
Sign Izuminokami Kanesada (Aizu11th)
Hokuetsu ni oite tsukuru
価格 売却済
price sold
鑑定 財)日本刀剣保存協会 特別保存刀剣
Certif [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
登録 新潟026514
寸法 長さ 九寸五分(28,8m) 反り 無し 目釘穴 1個 元幅 28,1mm 元重 6,6mm
Size Blade length 28,8cm Curvature 0cm Mekugi 1Hole
国 会津
Country Aizu
時代 明治初期
Period first of Meiji
形状 平造り、庵棟、身幅やや広く、重ね頃合い
鍛え 小板目肌よく詰んで、僅かに大肌混じり、地沸つく
刃文 直刃、沸出来となり、刃中良く働き、特に物打ちの辺りが沸が強く、飛び焼など交え二重刃風になるなど、砂流しかかって匂口明るく冴える
帽子 先丸く深く返る
中心 生ぶ、先刃上がり剣形、鑢目筋違い
白鞘 有
解説
会津十一代兼定は三善長道や角元興らと共に会津を代表する刀工である。
新選組の副長、土方歳三の愛刀であったことも知られており、その切れ味は相当のものであったと伝えられている。
会津の兼定は室町期の関の兼定が慶長ごろに会津藩の蒲生氏郷の鍛冶になったのを初代とし以降幕末まで繁栄し十一代兼定はその最後を飾る良工である。
十一代兼定は天保八年に生まれ十四才のときから十代兼定について鍛刀を学び初銘を兼元と切る。その後京都に上り修業をし和泉守を受領し慶応元年に会津に帰る。
本作は明治初期の加茂打ちの刀である。十一代兼定はこの時期に加茂の有力者からの注文で加茂で作刀してる。
本作は精美な地鉄に地沸つき、刃文は沸出来で刃中良く働き、物打ちの出来見事で、匂口明るく冴える。幕末から明治にかけた実践的な機能美はさすが兼定の逸品である。
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