品番 A360403
銘文 和泉守国貞(二代 井上真改)(新刀最上作)
Sign Izuminokami Kunisada(Shinkai) (Shinto Saijyosaku)
価格 2,200,000
Price 2,200,000jpy
鑑定 財)日本刀剣保存協会 特別保存刀剣
Certif [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
鞘書 田野辺道宏先生鞘書
寸法 長さ 2尺5寸3分半(76,8cm) 反り 15㎜ 目釘穴 1個
元幅 31,5mm 先幅 20,5mm 元重 6,7mm
Size Blade length 76,8cm Curvature 15mm Mekugi 1Hole
国 摂津国
Country Settsu Oosaka
時代 明暦~萬治頃
Period AD1655~1660
形状 鎬造り、庵棟、身幅重ね頃合い、元先の幅がやや差があり反り浅つく。
鍛え 板目肌、地鉄良く詰み、しっとりとてやや黒味がかった大阪新刀の地鉄となり地沸つく。
刃文 大阪焼き出しから互の目乱れて小沸出来となり刃中働き、匂口明るく冴える。
帽子 直ぐに丸く返る。
中心 生ぶ、先刃上がり栗尻、大筋違鑢
拵 無
白鞘 有
解説
新刀期、津田越前守助廣と並び西の横綱と称され、新刀最高位の評価を与えられたのがこの井上真改である。
二代国貞、井上真改は初代和泉守国貞の次男であり、初め父同様和泉守国貞と銘し、万治四年に朝廷より菊紋をきることを許さたこの頃から井上和泉守国貞と名のる。その後寛文十四年八月より井上真改と名を改める。真改は父に勝る上手で、沸出来の波紋を焼き粗沸つきその覇気と匂口の冴えは新刀鍛冶中屈指であり、同国の津田越前守助廣や新刀期東の横綱、長曽祢乕徹と並びその技量を高く評価され、大阪正宗と称される程に至った。
二代国貞、井上真改は初代和泉守国貞の次男であり、初め父同様和泉守国貞と銘し、万治四年に朝廷より菊紋をきることを許さたこの頃から井上和泉守国貞と名のる。その後寛文十四年八月より井上真改と名を改める。真改は父に勝る上手で、沸出来の波紋を焼き粗沸つきその覇気と匂口の冴えは新刀鍛冶中屈指であり、同国の津田越前守助廣や新刀期東の横綱、長曽祢乕徹と並びその技量を高く評価され、大阪正宗と称される程に至った。
本作は和泉守国貞銘の真改で、明暦から萬治にかけての真改の初期作で。大阪新刀のしっとりとした地鉄に互の目乱れを小沸出来に焼き匂口明るく冴える。新刀最上作にして西の横綱と称される真改の優品である。
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