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短刀 来国光

品番 C360604
 
銘文 来国光 (古刀最上作)
Sign    Rai Kunimitsu
 
価格 5,500,000円
price     5,500,000yen
 
鑑定 財)日本刀剣保存協会 特別保存刀剣
Certif    [N.B.T.H.K]                   Tokubetsu Hozon Touken 
 
 
登録  東京都 令和五年登録
 
寸法   長さ 9寸2分(28,0cm)   反り なし  目釘穴 2個  元幅 24,3mm 元重 5,5mm
Size       Blade length  28,0cm     Curvature 0cm   Mekugi 2Hole
 
国    山城国  
Country    Yamashiro
 
時代   鎌倉末期~南北朝初期
Period   Last of Kamakura or First of Nanbokuchyo
 
形状   平造り、庵棟、身幅やや広く、重ね頃合い、反りなし
 
鍛え   板目肌やや流れこころとなり、大肌交じる
 
刃文  直刃に僅かに乱れ刃交じり、小沸出来となり、刃中砂流し、金筋交じり、匂口明るく
    冴える 
    
帽子   直ぐに丸く返る、先やや掃きかける

彫物  表 樋の中に梵字、独鈷剣の櫃彫りに添樋 
    裏 腰樋に添樋、その上に梵字を切る
 
中心  生ぶ、先栗尻
 
白鞘  有

拵   金梨地桐蒔絵鞘小さ刀拵
 
 
 
解説
 来国光は来国俊の子と伝え、鎌倉期から南北朝期にかけての山城、来派を代表する刀工である。現存する作刀に見る制作年紀の上限は嘉暦元年が最も古く、下限は観応二年である。伝統的な真の直刃の他に直刃調に小互の目、小丁子を交えるもの、直ぐ刃調に小乱れこころのもの、のたれ調に互の目を交えるもの、互の目主張の乱れのものなどがあり、作風が多岐にわたっている。
 本作は来国光の在銘の短刀で、地鉄は板目肌やや流れごころに大肌交じり、刃文は直刃に僅かに乱れ刃交じり、小沸出来となり、刃中砂流し、金筋かかり匂口冴えるなど出来がよく、金梨地桐蒔絵鞘地小さ刀拵が添う。
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