品番 E370103
題目 茨木童子図鍔
Title Ibaraki Douji zu Tsuba
銘 雪山(花押)(一宮長常)
Sign Setsuzan(kao)(Ichinomiya Nagatsune)
価格 売約済
price sold
鑑定 財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具
Certif [N.B.T.H.K.]
Jyuyo Tousougu
寸法 竪 75mm 横 74mm 切羽台厚さ 4mm
Size Length 75mm Width 74mm Thickness 4mm
時代 江戸中期
Period Middle of Edo
流派 京都金工
school Kyoto kinko
解説
一宮長常は大月光興や鉄元堂正楽と共に京都金工三傑と称される上手である。京都において後藤家の流れを汲む保井高長に学び、独立して柏屋忠八と称し、含章子と号した。明和七年に越前大掾に任ぜられ、その後越前守に転じている。
この作品の銘文である雪山は長常の若銘である。丸形鉄地に鋤出高彫で羅生門と片腕を切り落とされた茨木童子を表し、雲や風や建物の部分に片切彫と毛彫を巧みに加えている。表の下の方に兜を据文色絵で配しているが、これは渡辺綱の留守模様である。長常は円山応挙の師として有名な石田幽丁に絵を学び、絵画の方でも一家を成した上手であることは下絵帳からも納得できるが、本作にも構図の巧みさ、写生の確かさが十分に示されている。
この作品の銘文である雪山は長常の若銘である。丸形鉄地に鋤出高彫で羅生門と片腕を切り落とされた茨木童子を表し、雲や風や建物の部分に片切彫と毛彫を巧みに加えている。表の下の方に兜を据文色絵で配しているが、これは渡辺綱の留守模様である。長常は円山応挙の師として有名な石田幽丁に絵を学び、絵画の方でも一家を成した上手であることは下絵帳からも納得できるが、本作にも構図の巧みさ、写生の確かさが十分に示されている。
刀剣美術の名品紹介でも取り上げられたことのある逸品。
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