品番 E370105
題目 投桐透鍔
Title Nage kiri sukashi Tsuba
銘 無銘 勘四郎
Sign Mumei kanshiro
価格 売約済
price sold
鑑定 財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具
Certif [N.B.T.H.K.]
Tokubetsu Hozon Tousougu
寸法 竪 81mm 横 79mm 切羽台厚さ 5mm
Size Length 82mm Width 79mm Thickness 6mm
時代 江戸前期
Period First of Edo
流派 肥後 西垣勘四郎
school Higo Nishigaki kanshiro
解説
戦国時代、肥後国において、細川家藩主、細川三斎は千利休と交流が深くお茶や和歌など美術、芸術などに秀でた文化人であった。その三斎の指導により肥後拵や肥後鍔などが生まれ、刀装具界で光彩を放っており、たくさんの数奇者を魅了している。その肥後の中で林、平田、西垣、志水の四家をもって四支流を形成し、いずれも藩主に仕え代々繁栄し幕末まで及んでいる。
西垣勘四郎は慶長18年に丹波国内外宮神官の子として豊前国中津彦に生まれ、平田彦三の門に入り、のちに独立し細川家のお抱え工となる。寛永9年に主家の移封に随従して肥後国八代に転移する。勘四郎は変り金のものには師の彦三の影響が伺えるが、鉄の透かし鐔は又七に類似している。勘四郎独特の、やわらかい感じの地鉄に丸形の下部がふくらみ張った形の、あおり形の形をする手癖がある。
本作も勘四郎らしい地鉄に下部がふくらみ張っている、あおり形となり、投桐も得意の図で、出来が良い。
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