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刀 荘司筑前大掾大慶藤直胤 文政五年仲春

品番 A370201
 
銘文 荘司筑前大掾大慶藤直胤(新々刀最上作)(義胤彫)
   文政五年仲春

Sign   Soji Chikuzendaijyo Taikai fuhi Naotane(Shinsintou saijyosaku)
          Bunsei 5 nen cyusyun
価格 5,500,000円
price     5,500,000yen
 
鑑定 財)日本刀剣保存協会 特別保存刀剣
Certif    [N.B.T.H.K]                   Tokubetsu Hozon Touken 

 
 
寸法   長さ 2尺3寸6分(71,5cm)   反り24mm  目釘穴 1個  元幅29,5mm 先幅 19,5mm 元重 7,5mm
Size       Blade length  71,5cm     Curvature 24mm   Mekugi 1Hole
 
国   武蔵国
Country   Musahi
 
時代   文政五年
Period   AD1822
 
形状   鎬造り、庵棟、身幅、重ね頃合い、、反り浅くつき、中切先
 
鍛え  小板目肌、よく詰む
 
刃文  互の目乱れて、やや腰開きの刃も交え、匂い出来となり、淡く映り立ち、匂口明るく冴える。
    
帽子   乱れ込み先返る

中心  生ぶ、先栗尻、化粧鑢

彫   表 元に櫃彫り真の倶利伽羅 棒樋に添樋
    裏 元に爪付剣 棒樋に添樋
   
 
白鞘  あり



解説
 大慶直胤は、名を庄司箕兵衛という。安永七年に出羽国山形に生まれた。水心子正秀に師事して、文政4年頃に筑前大掾を受領し、嘉永元年に美濃介となる。細川正義と共に水心子門の双璧となり、新々刀期を代表する刀工となる。作域広く、五ヵ伝すべてに精通し、特に備前伝、相州伝では古刀を見るような力作を多数残している。安政四年五月七日、七十九歳で没す。
本作は備前伝の刀である、匂出来の匂口の締まった互の目乱れはやや腰開きの刃を交え帽子など乱れ込み出来が良い。
 彫物の見事で、櫃彫は特に丁寧で出来が良く、彫師の銘はないが、義胤彫と推察できる、
本庄義胤は雨丈軒、拾藻斎と号し幕末を代表する彫金師であり、水心子正秀や大慶直胤、次郎太郎直勝、水心子正次などに彫物を施した。彫のほかに鍔や縁頭など刀装具も制作し作品が残っている。
 義胤の彫は精巧を極め、櫃内の浮彫を基本とし、龍の作は鱗が小判を並べたように丸くなる特徴がある。彫物は真の倶利伽羅が多く、上下龍、不動明王、波乗不動、横向き不動、岩上不動、摩利支天、四天王、素剣、爪付剣、三鈷剣、梵字など多種にわたるがどれも上手である。義胤の彫銘がある作品は何点かみることがあるが、基本的には刻まれていないものが多い。
この櫃彫の真の倶利伽羅も義胤の得意な図で鱗が小判を並べたように丸くなるなるなど義胤の手癖が表れており上手である。
 新々刀期では水心子正秀、大慶直胤、山浦清麿、左行秀が最上作に指定されている

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